1日26時間労働!激ヤバ鬼カラオケ店社員の実態。

転職の神様

1日は24時間じゃぞ?ワシがそう決めたんじゃ!!

30代筆者(笑顔)

それは神様が決めただけでしょ。あはは。

私が鬼カラオケ店で働いた最長時間が26時間だったので、その時のことを話したいと思います。

ちなみに、最長が26時間で、24時間勤務が2回、23時間が2回、22時間が3回……というような感じです。わずか1年半の勤務期間になので、長時間勤務は「よくある」といった感覚でした。

発注で発狂

朝6時に出勤して、それまで勤務してくれていた深夜スタッフと交代。

朝8時に朝帯スタッフが2人来て、フロントと厨房は任せて、私は発注作業。

発注は、食材、酒・ドリンク類、食器、カラオケ機器、清掃用具などあらゆる商品の在庫を確認し、不足しているものを各業者にいくつ必要かPCで注文します。

私の時で、発注可能な商品数が約300種類ありました。

冷凍食品は火曜、粉類は木曜、備品は第2土曜に届くといった風に、発注から入荷までの時間を逆算して注文します。

発注作業にどんなに慣れていても半日、時間で言うと4時間かかる。

その作業を、朝の受付・調理・清掃・会計・トラブル対応などと同時進行してやるので、1日中あちらこちらに奔走し、何とか完了させるのです。

この「発注作業」は週に2回、行います。

聞いただけでも発狂しますよねww

バイトバックレアタリマエ

アルバイトスタッフがシフトの時間になっても来ない、連絡がつかないなんてことが月1でありました。

月1って思ったより少ないな、と、私、今思ったのですがおかしいですかねww

その日も、私は夜8時までの予定で働いていたんです。

朝6時~夜8時の14時間勤務。いやもうアウトなんですけどねw

8:05になっても来ないので、「うわ、出た」と思うわけ。

で無駄だろうなと分かっていて電話する切なさ。出ない。うん。

土曜日の夜なので、今からスタッフを招集しようにも難しい。これはもう仕方ないな。

帰ろう。こそっと。しれっとな。

でもその日は1日、どこの時間帯も2人以上のシフトになるように調整していたので(社員でもシフト作りを任されますからね)、バックレたヤツのせいで、私が帰ったらスタッフ1人になってしまう。ワンオペってやつ。

それはさすがに申し訳ないので、もう1人のスタッフが来る深夜2時まで、頑張ることにしたんです。仕方ない。

来ねぇじゃねぇか。

深夜2時から入る予定のスタッフも来ないんです。ベテランなのに。

ふざけやがって。そんなんで社会人やっていけると思うなよマジで。

それよりどうする。

そのベテランが深夜2時~朝8時のシフトで、朝帯スタッフにバトンタッチする予定だったから、バトンを渡す人がいない。

今いるスタッフは朝6時までだし、しかも「帰る」と言っている。空気よめ。

ということで、朝6~8時も私が入り、一件落着。

これが1日26時間勤務の実態です。

ちなみに、バックレたアルバイトスタッフなんですが、次のシフトに平然と出勤してくるんですよ。「おはようございまーす」って。

だから優しく、「オマエこの日シフト入ってるだろ?何してた?」って聞くんです。

すると、「ああ、その日シフト入ってたこと忘れてました~」って。

私がバイトをクビにする権限は無いので、そのスタッフには翌月から月1で2時間働いてもらうことにしました。

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【年間休日29日】厚生労働省に電話した日。

転職の神様(笑顔)

1年間の休日が「29日」じゃと?ウソをつくのも大概にするんじゃ!

30代筆者(笑顔)

あはは!あははははは!!

休みは「2週間に1日」

求人情報には「年間休日115日程度」って記載がありました。

全国平均が114~122日だから「ああ、安心だ」って。。

1年経って休日を数えたら「29日」。

もしかして、「程度」って「そのくらい」って意味だから「29日」も程度の範囲内なんですかね?www

いや、笑い事じゃないです。マジで。

前年度のデータから年間休日数を掲載している求人募集がほとんどなので、例えば「※前年度の年間休日115日」とあれば、そこにウソはないんです。だって前年度の実績データですから。

それくらい、年間休日数は労働条件の中でごまかしが効かないものなんです。これから転職予定の方、ぜひ覚えておいてください。

私は、ウソつかれました。普通に虚偽記載ですからねこれ。

ちなみに、週2日休みだからといって年間休日数「96日」と書かれている会社もまず間違いなくブラック企業です。断言できます。

なぜなら、年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの特殊な連休についての記載がないのは「そこも出勤」だからか「社員の休日に興味がない」かです。

どちらにしても社員を労働力のコマとしてしか考えてない経営者なので、そこはパスしましょう。

厚生労働省に電話した日。

厚生労働省の無料相談窓口に電話した時がありました。働き方改革が叫ばれ、国民の労働への意識が少しずつ変わっていく頃のこと。

きっともう労働時間に耐えられなくなっていたんですね、私は。

助けを求めてピッポッパッと。

まじめ「ああ、もしもし、今働いているカラオケ店のことなんですけど。求人情報に載っていた内容と実際の労働時間が全然違うんで、指導してください」

職員「はあ。求人情報っていうか、労働契約書に書かれている内容とも全然違うんですか?」

まじめ「はい。月の休日4~8日。連休も取れる時は取れるみたいなことが書かれています!」

職員「『ひと月の休日が4日から8日』と記載されているんですか?」

まじめ「はいっ」

職員「『年間の休日が48日ということもあり得る』ということですよね?」

まじめ「はいっ!それなのに年間休日が29日だったんです!指導してください!」

職員「えっ…………」

まじめ「えっ……?」

労働基準監督官はどこ?

まじめ「指導してください」

職員「確かに色々話を聞くと、改善の必要がありますね。」

まじめ「指導してください」

職員「しかし、実態の調査にも時間がかかりますし、指導のできる監督官自体が少ないので、なかなか手が回らないのが現状なんです」


厚生労働省では、平成30年4月1日から全国の労働基準監督署に、働く方々の労働条件の確保・改善を目的とした「労働時間改善指導・援助チーム」を編成しています。

このチームは2つの班で編成されます。「労働時間相談・支援班」では全国の労働基準監督署内に「労働時間相談・支援コーナー」を設置するなどし、主に中小企業の事業主の方に対し、法令に関する知識や労務管理体制についての相談への対応や支援を行います。

「調査・指導班」では、任命を受けた労働基準監督官が、長時間労働を是正するための監督指導を行います。

厚生労働省では、こうした取組を通じて労働時間の改善などを促し、働き方改革の推進を図っていってます。

はい、ちょっとコピペしましたすみません。

私が鬼カラオケ店を退職してから数年後に、厚生労働省からこの発表がありました。今でも違法な長時間労働が色んな現場で強いられていることが分かります。

私はこの発表を見て、相談窓口に電話して良かった、と思いました。

私のように声を上げた人がたくさんいたからこそ、行政を動かしたのだと思うのです。

これからも泣き寝入りすることはせず、会社と良好な関係を保つためにも、理不尽な労働条件と戦っていきたいものです。

久しぶりに真面目に終わりました。

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