鬼カラオケ店のせいでめちゃめちゃ眠いけど、兄の結婚式に出席できて良かった~。
良かったのう。ワシも祝福しとるぞ~!
鬼カラオケ店とは真逆の美しい世界
式場に入ったら、転生したのかと思いました。
今まで過ごした汚いカラオケ店での労働者が洗われて、新しい姿に生まれ変わったような気がしたんです。
そして、そこにいらっしゃる方々のなんとまぁ眩しいこと。
キラッキラしてらっしゃる。
兄の結婚式に出席してくださった方たちなので、兄の友人や職場関係の人たちは私よりも年上の方が多かった。
なのに、私より明らかに若々しく、生き生きしている。
もちろん、結婚式場でどよ~んとしているヤバイ友人なんて普通はいませんし、招待されたなら作ってでも笑顔でキラキラしているように振舞うはずです。
それは分かっています。
でも、そうだとしても、私の住む世界とは異なる世界に思えて、衝撃を受けたのを今でも覚えています。
結婚式ですから、余計に素敵な世界に思えたんでしょうねwww
兄からの言葉で退職を再決意
これが終わったら、また社畜生活に戻るんだなぁ……( ゚Д゚)
あ、このローストビーフうま(*´Д`)
などとテキトーに過ごしていたら、式の中盤で、司会の方が「新郎からのメッセージを代読させていただきます」とアナウンスがありました。
……新郎?
あ、アニキじゃね。
「弟へ。大変過酷な環境で働くあなたをいつも心配しています。体に気をつけて、たまにはゆっくりと休養してください。」
…………うっ( ;∀;)
ジーーーン、ときました。
クソブラック企業で死ぬほどこき使われている弟に向けたメッセージ。
新郎新婦2人の新しい門出を祝う席で、わざわざ弟の私を心配するメッセージを読む時間を作ってくれたわけです。
それも、「現在の仕事は過酷だから心配している」という内容オンリー。
会場にいる他の方は「大変な仕事をしているんだな弟さんは……」ぐらいに思っただけでしょうが、私にははっきりとこう聞こえました。
「そんな会社、絶対に辞めた方が良い」
何か、心の中につっかえていたものが、シュワシュワと泡になって消えていきました。シャンパンうま( ゚Д゚)
そして私は次の出勤日、ラスボス黒井部長に退職の面談をもう一度要求するのでした。