最近、ニュースでよく「給付金詐欺、給付金詐欺」って言ってるよね。
家族ぐるみで詐欺を支持して10億円だまし取ってお父さん容疑者インドネシアに逃亡、
コンサルタント会社の20代3人が200人にウソの申請を支持して2億だましとって逮捕、
税金の番人である国税局の職員が大学生たちに確定申告の偽造書類にサインさせてこれも2億円
だまし取って逮捕。
これは全部、「個人事業主への持続化給付金の確定申告書偽造」による詐欺なんだ。
どういう風に詐欺ったかを説明する前に、こちらをご覧あれ。
まず、持続化給付金とは何ぞや?という人のために分かりやすく説明します。
売り上げが前年同月比50%以上減少している事業者の方は、事業の継続を
下支えし、事業全般に広く使える給付金を申請できます。
簡単に言うと、売り上げが前年度と比べて半分以下になった個人事業主さんは
給付金もらえますよ、ってことね。
今回の詐欺は、個人事業主でも何でもないただの大学生や主婦やサラリーマンを
使って持続化給付金を申請する詐欺だったんだけど、彼らに前年比の売り上げが
半分……なんて証明するものは持ってない、持ってないから偽造して作ればいい、
ってことで前年度の売り上げが半分以下になってることを証明する確定申告書を
偽造して申請したってわけ。
詐欺るのに必要なのは4つだけ。
偽造した2019年度の確定申告書の控え、偽造した売上台帳の写し、
偽造した通帳の写し、そして本物の身分証明書の写し。
身分証だけは申請者本人のものが必要だから本物なんだよね。
申請者本人が持っている銀行口座に100万入金されてしまうと、
詐欺グループ的には困るから、給付金を入金する口座は指示されていたんだと思います。
で、申請の方法が簡単すぎたのも良くなかった。
アクセスして、メールアドレスを登録して、各種情報を入力、
必要書類を添付して、申請手続き完了。2週間で100万円が口座に振り込まれる。
性善説に基づいていたのかわからないけど、
事業の実態があるのかどうかは全然調べてなかったんだと思います。
書類上で判断して、問題なさそうなら100万入金、ってな。
今、持続化給付金の詐欺事件で逮捕者が続出してますけど、これからもっと
出てくると思います。というのも、今捕まっている人たちは、2020年に詐欺ってるん
だよね。2020年に詐欺の疑いで捜査され始めて、いまようやく逮捕された。
今捜査中の人がたーくさんいるんだと思います。
で、経済産業省のページに不正受給した奴らが公表されています。
持続化給付金の不正受給認定者について、令和3年3月15日から始まってる。
不正受給金額は全部100万円。個人事業主が持続化給付金としてもらえる満額。
不正の概要のところを見てほしいんだけど、
いずれも「確定申告書等の申請書類の偽造があった」
で、これ、何人くらい不正受給してるんだろと思って下にスクロールすると、
目がチカチカするって人は目を閉じておいてね。
はい、開けて!
1218人!ボケ!
12億1,800万!ダホ!
僕の税金かえせ!僕のだぞ!
ビットコインにぶち込ませろタコ!