失業保険とか、失業手当とか、基本手当とか、色んな専門用語があってワケが分からないよ。
安心せい。分かりやすく説明してやるぞ。
ほぼ全部、同じ意味
言葉の意味から考えると分かりやすい
「失業した時のための保険」なので、一般的に「失業保険」と呼ぶことが多いですが、正式には「雇用保険」と言います。
失業した時のための保険=失業保険
雇用の安定を図るための保険=雇用保険
どちらも同じ意味ですよね。
失業保険(雇用保険)の中に色々な手当があり、最も重要なのが「基本手当」です。
この「基本手当」も色々な呼び方があります。
失業時に基本的にもらえる手当=基本手当
失業時にもらえる手当=失業手当
失業時に給付されるお金=失業給付
3つ全て同じ意味です。
この3つのことも「失業保険」と言うことがよくあります。 基本手当は失業保険に含まれるものですから、これは決して間違いではありません。
つまり、失業保険も雇用保険も基本手当も失業手当も失業給付も「失業保険」なのです。
全て「失業保険」に統一すべき?
ハローワークに行って、「失業保険の申請手続きをしたいのですが」と職員の方に伝えると、「雇用保険の申請手続きですね」と言い直されます。
私たちが「失業給付」とか「失業手当」と認識している言葉を、職員の方は正式名称で「基本手当」と呼び、説明してくれます。
こうなると、お互いが頭の中で変換し理解する必要があるので、手続きにかかる時間もおのずと増えますよね?
ただでさえ失業保険の手続きは複雑で面倒なのに、私たちと職員で違う言葉を使っていたら、もう何が何だか……。もう手続きしなくていいや、なんて気持ちになりかねません。
私は、まずは「失業保険」と「雇用保険」の名称を、どちらかに統一すべきだと思います。個人的にはよく聞く「失業保険」に統一し、浸透してきたら、手当の名称も「失業保険手当」などわかりやすい名称にしていくべきだと思います。
全部ひっくるめて、「失業保険」なんだね!簡単!
そうじゃ。実は、ぜーんぶ同じ意味なんじゃ!
(※上記の5つの用語は、ほぼ同じ意味です)