冷凍食品への年間支出、2019年が5,778円、2020年が6,563円、2021年は7,751円
毎年1,000円ずつ増えています。このデータは総世帯、つまり全世帯なので、
ものすごいスピードで冷凍食品市場の需要が高まってきていることがわかります。
コロナ禍でまとめ買いをする人も増えたこともあり、今、冷凍食品は激熱なんです。
そして、僕が注目いや大注目しているのは凍結機メーカーのテクニカンが運営する
トーミン・フローズンの自社技術、その名も「凍眠」。
-30度の液体(アルコール)を使って急速に熱を奪うことによって、
食品の細胞が壊れる前に冷凍することができる技術です。
よく、スーパーでお肉やお刺身を手に取ると、パックに赤い汁(ドリップ)が
出ていて、ため息ついちゃうこと、よくありますよね?
あれは、冷凍時に食品の中のうま味でもある水分が膨張しているからなんです。
膨張した状態のものを解凍するから、外に流れ出てしまう。
でもだけどしかしながら!
凍眠なら、素早く液体冷凍し、食品の中の水分が膨張する前に凍結することができるんです!
すばらしい技術!あざっす!
肉や魚だけじゃない。
野菜もお酒も、作りたての弁当も鮮度そのままで冷凍できる!
自慢の麻婆豆腐を冷凍パックにしてネット通販で売りたいんだ!っていう中華料理屋の料理人が
凍眠を試している映像があって、普通に冷凍するとどうしても豆腐の水分が出てモサっとした触感に
なっちゃうんだけど、凍眠で液体冷凍すると、豆腐の水分が飛ばないから店で作るのと同じ味だ!って
驚いてたんだよね。
いやでも、食べたことないし、実際食べてみないと分からないじゃん。って?
みなさん、きっと食べたことありますよ?
カンブリア宮殿にテクニカンの社長さんが出演してて、
「冷凍だとバレたくないから凍眠を導入していることを言わないでくれって、
大手回転寿司チェーン店さんから言われている」
らしい、です。
個人店向けにも凍眠は販売されているので、フラッと立ち寄った洋食店で食べた
ビーフシチューが冷凍食品だった、なんてことが現実に起こりうるんです。
店としては、在庫や廃棄ロスを減らせるし、味も変わらないなら一回、
試してみる価値がありますよね。
冷凍食品市場とトーミン・フローズンの「凍眠」、これからも注目していきたいと思います!思います!