「人であれば合格。」ブラック企業、恐怖の面接!!

30代筆者(笑顔)

初めまして。まじめと申します。自分のこれまでの経験は御社で活かせると感じ、応募させていただきました!

転職の神様(笑顔)

おお、気合充分じゃのう。

面接会場は「最寄りの店舗」

面接というと、ビルの中にある会議室を一部屋借りて、そこを会場にするというイメージを持つ人もいると思いますが、私は「近くの店舗に行ってください、そこで面接を行います」と言われました。

指定されたカラオケ店に行ってみると、そこの店長さんらしき50代くらいの人(仮名:丸井店長)がカウンターの受付で待ち構えており、「コチラにどうぞ」と空いているカラオケルームへと案内してくれました。

そうです。面接会場はカラオケ店のカラオケ部屋だったのです。その時は「ああ、カラオケ店だもんなぁ」と自然に受け入れていたのですが、よく考えたら事務所の中とか、別に会場を設けることはしてくれなかった、ということですよね。

転職の神様(笑顔)

歌いながら面接したんじゃな?楽しそうじゃ~。

30代筆者(怒り)

んなワケねーだろ!!

面接ではなく、ただの会話。

カラオケルームでの面接が始まりました。面接官は丸井店長ひとり。

社員登用面接ですから、会社の役員や面接の担当者が何人か並んでいてもおかしくないはずですが、丸井店長ひとりだけ。面接官っていうか、カラオケ店のおじさん。

最初に履歴書を提出しました。

丸井店長は履歴書を5秒くらい眺めた後、「おウチは近いの~?」「カラオケ店のイメージってどう?」「接客とか、経験ある?」と質問してきました。

私は面接っぽく、やや緊張しながら受け答えました。応募した以上は採用してもらいたいという気持ちがありましたから、何とか良い印象を与えたいと思い、会社やカラオケ業界のヨイショもしました。

でも、丸井店長は終始うわの空だったんです。なぜでしょうか?

おそらく、余程のヤバいやつじゃない限り採用することが決まっていたんでしょう。ヤバいやつっていうのは、コミュニケーションが全然取れない人とか、一人称が「俺」とかの人。私はほぼ採用が決まっている採用面接に行っていたんです。

「面接」はあっさり10分程で終わりました。最後のほうは「犬派?猫派?」みたいなどうでも良い質問に答える奇妙な時間でした。

その日の午後、スマホに着信があり、「おめでとう、採用とさせていただきます。これから仲間として、一緒に頑張っていこう」と言われ、少し感動しました。この電話は、丸井店長からではなく、ラスボスの黒井部長からでした。

この時、私は「いや、面接こいよオマエ」とは一切、思いませんでした。

鬼カラオケ店ブログへ

鬼カラオケ店ブログ
鬼カラオケ店ブログへ

スピード対応で面接・採用。それは人手が足りないだけ。

30代筆者(納得)

Web応募して20分後に電話がかかってきて、2日後に面接が決まったんだ。

転職の神様

対応の速さには関心じゃが、なんだか「速すぎる」気がするのう。

ヤツらは、考える時間を与えない

どこかで聞いたことある文言だと思いません?

そう、これは詐欺師の常套手段。冷静に考える時間を与えてしまうと、正常な判断をされてしまいます。だから少しでも早く連絡し、次の行動を促したのです。

彼らを詐欺師呼ばわりするつもりはありません。人手不足は事実でしょうし、スピード感あふれる対応は会社として素晴らしいと思います。

しかしながら、この超ブラック会社の鬼カラオケ店で、私が経験した内容にはほとんどこのやり方が当てはまっていたのです。会社の策略なんでしょうね。あ、言い方がちょっと悪かったですね。会社の方針なんでしょう。

これから就職活動・転職活動を行う人へ伝えたいのは、本当に良い企業は「考える時間」を与えてくれます。それは、最善の選択をあなたがすることで、お互いがプラスになると理解しているからです。

あまり考えずに入った会社と、熟考してから入った会社では、どちらの勤続期間が長いか、熟考せずとも分かりますよね。

転職の神様(ウインク)

ちなみに、その電話、誰からだったんじゃ?

30代筆者(ウインク)

いい質問だねぇ~。後から分かったことなんだけど、かなりのお偉いさんだったんだ。

エリアマネージャーからの電話

この会社は全国に営業部があるのですが、都道府県ひとつに一人いるエリアマネージャーと呼ばれる責任者(黒井部長:もちろん仮名)からの電話でした。

この時は「エリアマネージャー?は?」と思うだけでしたが、今考えると、部長クラスから直に電話するくらい、新しい人材を大切にしていたんだな。ということが分かります。

ここでいう「大切」っていうのは、人を大切にするって意味じゃなく、新しい労働力として大切という意味です。説明してて泣けてきたよ。

そういう意味で大切な人材なので、面接日時をなるべく早く設定しようとしている感じが電話でも伝わってきました。もう、明日、あさっては?くらいの感じ。

まだ履歴書を書いてなかったので、早くても2日後にしようとしたら、2日後になりました。

鬼カラオケ店ブログへ

鬼カラオケ店ブログ
鬼カラオケ店ブログへ
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。