「みなし」残業だから、残業してなくても残業代としての給料がもらえるんだ!
そりゃすごいのう!みなし残業が月30時間で、本当の残業時間は何時間だったんじゃ?
100時間残業。
みなし残業とは、企業が一定時間の残業を想定し、あらかじめ月給に残業代を固定で記載し、残業時間を計算せずとも固定分の残業代を支払うという制度のことです。
私の会社でも、みなし残業制度を取っていて、毎月30時間は「残業するもの」としてカウントした残業代が給料に最初から含まれていました。
つまり、全然働かなくても残業代は30時間分。逆にどんなに働いても、残業代は30時間分。
会社としては最高の制度ですよね。30時間の残業代で100時間残業させることができるのですから。
「100時間残業」と書きましたが、正確には120~150時間が平均の残業時間だったと思います。
以前もお話ししましたが、月300時間残業したと自慢していた他店舗の店長もいました。狂っているとしか思えません。
基本の労働時間が月200時間なので、合計で月500時間労働。
毎日休まず16時間以上働いている計算になります。
この会社だとあり得る話なのが怖いです。
残業30時間を越えたら?
会社的には、残業は30時間以内に収まっているというテイ。
もちろん勤怠管理もデータとして出さなければいけないので、残業が30時間を越えてしまった分はカットされます。
出勤してまず初めにPCの「出勤ボタン」をクリックするんです。そして人指し指を読み取り機の上に置いて指紋を読み取らせることで、誰がいつ出勤したか記録を残す。退勤時も同様です。
残業が30時間を越えてしまいそうな時は、どうすれば良いと思います?
そう。「出勤ボタン」を押さなければ良いんですね。
この時、間違っても「出勤ボタンを押し忘れてしまった」なんて上司に言ってはいけません。あなたは出勤していないのですから。
出勤していないんだけど、働いている。そういうこともありますよね。あはは。
というか、私の場合は上司に「出勤ボタン押すな」と言われていました。録音しておけばよかった。