7月12日の東京都の感染者数は「206」人だってさ……。また206人かよ。
日曜日の数字は他の日とは意味が異なるんじゃ!
日曜のPCR検査は平日の4分の1
【7月12日現在】
平日(月~金)、土曜日、日曜日のPCR検査数は以下の通り。
平日 | 2,600人 |
土曜日 | 1,300人 |
日曜日 | 700人 |
平日を基準とすると、土曜日は2分の1、日曜日は4分の1のPCR検査数。
つまり、土曜日と日曜日の感染者数は、平日と同じ基準で考えてはいけない数字なのです。
「土曜・日曜の感染者数が少なくてホッとした……」
なんて思ったこと、ありませんか?
少ないのは当たり前だったんです。
PCR検査数が少ないんですから。
そう考えると「206」人という数字は恐ろしいですよね……。
Go To キャンペーン中止?
7月22日(水)から、国内観光需要喚起を目的とした「Go To キャンペーン」が始まります。
「Go Toキャンペーン」は、新型コロナウイルス感染収束後に日本国内の人の流れを創り出し、地域の再活性化につなげることを目的として、観光・運輸業、飲食業、イベント・エンターテインメント業などを対象に、補助金の支出により需要喚起を目指すキャンペーン施策です。
Go To キャンペーン(Go To トラベル)事業の概要
- 国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の2分の1相当額を支援。
- 支援額の内、①7割は旅行代金の割引に、②3割は旅行先で使える地位共通クーポンとして付与。
- 1人一泊あたり2万円が上限(日帰り旅行については、1万円が上限)。
- 連泊制限や利用回数の制限なし。
「Go To キャンペーン」事業は第一次補正予算で約1,7兆円が計上されていて、政府の本気度が分かります。
旅行代金の半額が割引もしくはクーポンとして返ってくるんですから、とても魅力的なキャンペーンですよね。
しかも、何回でも利用できる。
「予算が無くなり次第終了」という早い者勝ちっぽい点も、旅行したい気持ちを存分に煽ってきます。
コロナ対策を徹底した旅行を推進していくキャンペーン。
東京都の感染者数が収まっていない今、このキャンペーンへは賛否両論あるでしょう。
しかし、経済活動とコロナ対策の両方を行うためには、中止や延期を繰り返すわけにはいきません。
1,7兆円もかけたキャンペーン。
すでに準備としていくらか使われていることは間違いないでしょうし、余程のことが無い限り、後戻りはしないでしょう。
万が一、Go To キャンペーンが中止になるとしたら、東京都のコロナ感染者数が増え続け、全国に再度、緊急事態宣言が発出された時だと思います。
そうならないよう、今まで以上にコロナ対策を徹底しましょう。