僕は、一生、社畜なんだ……あはは。
全部、自分のせいじゃろ。
同期の社員から叱責される
一緒に退職舌戦を乗り越えようと話し合っていた若井社員に「何やってんの?」と言われました。
そりゃそうですよね。
あれだけ、「絶対辞めてやる。どんなことがあっても退職を勝ち取ってみせる」とか言っていたわけですから。
私が、ラスボス黒井部長を前におじけづいて、退職できなかったことを告げると、若井社員はあきれ顔でした。
その時の若井社員の顔は何とも言えない悲しみに満ちていました。
「ああ、コイツ、一生、奴隷としてこの会社に尽くして行くんだな、、、サヨウナラ( ゚Д゚)」という表情。
私に対する怒り、悲しみ、虚しさ、同情、色んな感情が入り混じった顔でした。
この時の私は、自暴自棄を通り越して、自分でもこの先どうなるんだろう、、、わっかんねーや。あはは!!あはははは!!という、「人生投げやりモード」に突入していたんです。
また地獄の鬼カラオケ店・店長に
黒井部長が言っていた「日曜日は休める、生活リズムはちゃんと作れる、長時間勤務は無くす」というのは、ウソでした。
自分の任された店舗に戻って仕事すること数日間、以前の働き方と全く変わっていない。
それどころか、退職したい気持ちを伝えたからなのか、上司からの私への態度がより横柄になった気が……( ゚Д゚)
もう一生このままなのかな。
日本中のみんなは、こうやって我慢して我慢して、命と体力を削って働いているのが普通なのかな。
周りが同じように働いているのに、自分だけ弱音を吐いてちゃダメだよな。
そんな風に思い込み、私はどんどん人としての心を閉ざし、働くロボットになっていきました。
しかし、ある出来事がきっかけで、再びラスボス黒井部長と退職面談をしようと決意できたんです。
それが、「兄の結婚式」でした。