実際に被災した経験のある人たちの声を集めた、「本当に必要な防災グッズ」は何なのか紹介するね!
おお!!早く知りたい!!
本当に必要な防災グッズ
第13位:カセットコンロ(調理グッズ)
レトルトや缶を大量にストックしている人、災害時の準備として立派ですが、被災した時、毎日それを食べるんですか?
専門家がこう言っていました。
「レトルト食品と缶詰は2日で飽きる、被災時でも調理できる準備をすべきだ」
第12位:乾電池式充電器
スマホの電源が落ちた瞬間「オワタ……」と思いません?
もう自分には何もできなくなったような気がして。
自分の精神の安定を保つためにも、充電器の準備をしておいた方が良いと思います。
ただ、下の表を見てください。
電気 | 6日 |
ガス | 34日 |
水道 | 24日 |
これは「東日本大震災時、9割程度の復旧にかかったおおよその時間」です。
電気は復旧が早いので、乾電池式充電器が繰り返し必要になることは無いかもしれません。
第11位:手回し充電ラジオライト
大きな災害時、電気、ガス、水道が止まり、情報を得る手段としてラジオは必須アイテムのひとつです。
懐中電灯として使えるものや、スマホの充電ができるものまであります。
第10位:ウェットティッシュ
5年・10年取っておける防災用ウェットティシュがおすすめです。
水道が止まり、お風呂に入れない日々が続く中、体を拭いて清潔を保つことにも使えます。
第9位:ランタン
懐中電灯だけだと心細いですよね。
災害時の照明器具として最適だと思います。
ランタンが無い場合は、水の入ったペットボトルに懐中電灯などの光を当てるとランタン代わりになります。
第8位:ボールペン(マジックペン)
災害時、スマホでの連絡が繋がらなくなり、家族や友人の安否確認が難しくなります。
そこで、避難所の伝言板にメッセージを書いておけば、自分の安否と現在の状況、集合場所の確認をすることができます。
第7位:クロックスシューズ
スポーツ靴では着脱に時間がかかり、サンダルでは足の安全が確保できない。
「クロックス」なら着脱がしやすく、靴底も厚いため、足の安全が確保できます。
さらに、浸水や大雨で靴が濡れても、クロックスならすぐ乾きます。
第6位:チョコレート
物流が止まって1週間、毎食似たようなものを食べていると、気分も落ち込んで行きます。
特に避難所にいる小さい子供は我慢ができず毎日泣き叫んでいる。
チョコレートは保存もききますし、久しぶりの甘いものは重宝されます。
ただし、夏場はチョコが溶けないよう「防災用のチョコレート」を準備した方が良いと思います。
第5位:水(ペットボトル)
必要最低量の水は、「1人当たり2リットル」と言われています。
飲んだり、手洗いの用途以外にも、簡易トイレの洗浄やケガ人の手当をする際の消毒などにも使われるため、水はできるだけ多くストックしておきたいものです。
空になったペットボトルは、お湯を入れてタオルを巻き「湯たんぽ」として再利用したり、雨水を溜めて置いたりできます。
さらに、泥水や雨水を飲料水に変える「簡易ろ過装置」を作ることができます。
ペットボトルの底を切り、逆さにします。
①ペットボトルのフタの中心に一滴ずつ水が通るように穴を開けます。
②小石を詰めます。
③炭・木炭を詰めます。(無ければ無くてOK)
④砂・砂利を詰めます。
⑤綺麗な布(無ければ衣類など)を詰めます。
ろ過したい水を少しずつ入れ、水が一滴ずつ出てくるのを待ちます。
この手順を覚えておけば、万が一の時でも安心ですね。
第4位:ゴミ袋 (70L)
一般的に家庭で使われているのは45Lタイプのゴミ袋。
電気・ガス・水道が止まった避難所や家では、毎日大量のゴミが出ます。
業務用の70Lタイプのゴミ袋があれば、ゴミの収集・処理がスムーズに行えるでしょう。
穴を開けて防寒着にしたり、トイレットペーパーを中に入れ、掛け布団や枕、クッションとして利用することもできます。
さらに、中に新聞紙やトイレットペーパーを入れ、簡易トイレとして利用することが出来るのも大きな魅力です。
簡易トイレやゴミ袋にするなら、真っ黒のゴミ袋が良いと思います。ただ、綺麗な水を運んだりする時に使うのは、袋のイメージで色々と想像してしまうのでやめましょう。
ちなみに、90Lタイプもありますが、流通している70Lの方が準備しやすいと思います。
第3位:ガムテープ(布)
- 窓やドアの隙間に貼り、水の侵入を防ぐ
- 傷口を清潔なガーゼやタオルで覆ったあと、止血用に使う
- 油性マジックで文字を書けるので、連絡メモとして使う
- 汚物など不衛生なものを袋や紙に包んで密閉することができる
さらに、「避難所に届いた物資を梱包している段ボール」を再利用し、イスや机、ベッドや枕などを作ることができます。
この用途の多さと利便性の高さは、被災時の必須アイテムのひとつと言えるでしょう。
防災リュックに詰め込む際にかさばってしまうのが難点ですが、以下の方法で解決できます。
ちなみに、クラフトテープは強度も無いし文字も書けません。
準備するなら布テープにしましょう。
第2位:トイレットペーパー
トイレットペーパーの95%は国産で、そのうちの40%は静岡県で作られています。
南海トラフ地震が発生した場合、静岡県は甚大な被害を受けることが予想されており、トイレットペーパー工場も生産停止状態になるでしょう。
トイレそのものを準備するのは難しいですが、紙なら日頃からストックしておけるので、準備しておくことをおすすめします。
さらにトイレットペーパーは、使い捨てタオルとして利用したり、丸めたものをガムテープで繋ぎ、掛け布団やクッションを作ることもできます。
布ガムテープと同じように、芯を外して潰して、持ち運びやすくするとコンパクトに収納できます。
第1位:サランラップ
ラップは、お皿や箸、スプーンなどの食器類に巻き付けて使えば、食事後は汚れたラップを取り外して捨てるだけで、洗剤や水で洗い流す必要はありません。
必需品の「水」を節約することができます。
さらに、こまめに手を洗えない状況で、調理用手袋として活躍します。
おにぎりを作る時も重宝します。
白米を包んだらそのまま食器要らずで食べることも、保存することも可能。
クシャっと丸めれば、「水なしで使える食器用スポンジ」として活躍します。
さらに!熱を逃しにくいため、お腹や足に巻き、防寒グッズとしても使えます。
さらにさらに!ケガをした箇所を洗った後、ラップを巻いて輪ゴムやガムテープで留めれば、絆創膏や包帯の代わりになり、応急処置ができます。
他にも「クレラップ」や「ポリラップ」、「アイラップ」がありますが、切り離しやすく、食器や体に巻き付けやすさは「サランラップ」が1番だと思います。
いかがだったでしょうか?
災害時に備えて、色んなものを準備している人は多いはず。
でも、結局使えないものを防災リュックに詰め込んでいたら……??
そう思って、被災した経験のある人たちの意見を集め、「本当に役に立つ防災グッズ」を選び抜きました。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。