有給休暇を消化してから、会社を辞めるべきだよね?
その通りじゃ!30代の転職には、時間もお金も必要じゃ。全部の有給休暇を消化すべきじゃ!
あなたの有給休暇日数は?
勤続年数 | 6ヶ月 | 1年6ヶ月 | 2年6ヶ月 | 3年6ヶ月 | 4年6ヶ月 | 5年6ヶ月 | 6年6ヶ月 |
有給日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
退職の意思を伝える時に「有休も全部消化したいんですが」と伝えればOKじゃ。
うん。わかった!今の会社は、ちょうど3年勤めたから、12日分の有休ゲットだね!
私の場合は、退職の意思を伝えてからダラダラと働かされ、3ヶ月後にやっと辞められたのですが、絶対に有給休暇だけは全部消化してから辞めてやろうと考えていました。
退職許可の権限を持つ部長(そもそも退職に上司の許可など必要ない)に、「有休を全部消化してから辞めます」と伝えた時の部長の呆気にとられた顔は今でも忘れません。飼い犬に手をかまれたような表情でした。言葉は悪いですが、ざまぁww、と心の中でガッツポーズしたのは言うまでもありません。
そうなんじゃが、お主、去年も有給休暇を取得しておらんな?
うん!もちろん!ブラック企業だもん!
1年間で消化できなかった有休日数は、翌年に繰り越せるんじゃ。繰り越せるのは前年度の1年分だけじゃがの。
えっ?!ということは、去年の11日分と合わせて、23日分も有休ゲットできるんだ!
有給休暇は前年度の1年分を繰り越せる
この「繰り越せる」という事実を知らない人は多いです。
ほとんどの方が「有給休暇は1年分が毎年与えられ、1年間で消化しないといけない」と勘違いしています。
恥ずかしいことに、私も知りませんでした。退職前に有休を全部消化することになり、心の中でガッツポーズをしていた自分はまだ甘かったのです。「全部」では無かったのですから。
私の場合は21日分の有休を消化できるはずでした。働かずに給料を得られる10日間もの大切な時間を気づかないうちに捨てていたのです。知らないということは罪ですね。みなさんは私のようにならないでください。
会社側がそれを知らないということもあります(会社としてダメですね)。
なので、あなたが知っている必要があるのです。
会社を辞めるという一大決心をしたくらいですから、勢いそのままに自分の権利をしっかりと主張しましょう。
「離職票」もらうことを伝えておく
有給休暇取得を伝える際は、必要書類を受け取る意思も伝えておきましょう。
会社は、あなたが離職したことを証明する「離職証明書」をハローワークに提出し、「2つの離職票」を受け取ります。
そして、2つの離職票のうち、1つをあなた宛てに送付します。
あなたは失業保険の申請の際に必要なこの離職票を、ハローワークに提出するのです。
私は必要書類は勝手に送られてくるものだと思い込んでいました。だって「必要書類」なんですから、会社も当たり前の処理としてやってくれるだろう、と。
しかしよく考えたら私の会社は超ブラック。普通の会社でも伝えておくべきことを伝えなかったらどうなるか。離職票が送られてきたのは、退職日から約3週間後でした。
雇用保険被保険者証も受け取っておく
このタイミングで、雇用保険被保険者証も受け取っておきましょう。
失業保険の申請に必要な書類です。
こちらは、会社で保管している場合がほとんどですので、言えばすぐに渡してくれるでしょう。
この書類も、自分から会社に必要だと伝えるようにしましょう。言わずに、「大丈夫かなぁ……?」と不安に思うより、欲しいと伝えて早くスッキリしたほうが気持ちも楽だと思います。
30代だからこそ、時間とお金に余裕を持つことが大切なんじゃな。
よし!これで時間もお金も確保できて、安心して転職活動できるね!