失業保険を受給するには、条件があるんだよね?
そうじゃ。次の3つが受給条件じゃ!
3つの受給条件
①就職する意思と能力があること
退職しただけでは、失業保険の受給資格者にはなれません。
失業保険とは、再就職をサポートする制度ですので、働く意思がない人は受給対象にならないということです。
また、就職する意思があっても、就職できる能力や環境がなければ受給資格が無いと判断されます。
「就職する能力がない」とは、出産や子育て、けがや病気、親族の介護など、やむを得ない理由で就職活動をできない状態のことです。
②積極的に求職活動を行っていること
失業保険の給付を受けている人は、4週間に一度ハローワークへ出向き、失業状態を確認されます。
4週間に2回以上「求職活動」を行っていれば、条件を満たしたことになります。
※求職活動とは、主に以下の5つです。
・求人への応募(事実確認を行う場合あり)
・ハローワークなどが行う職業相談・職業紹介
・ハローワークなどが行う各種講習・セミナーの受講
・公的機関などが行う個別相談のできる企業説明会への参加
・各種国家試験や検定などの資格試験の受験
ちなみに、求人情報をハローワークのパソコン閲覧したり、印刷しただけで求職活動にあたり、実績になるという情報は古いです。
現在では厳しくなり、これらは求職活動の実績として認められていません。
③過去2年間に雇用保険の加入期間が12ヶ月以上あること
以前の会社で2年間、正社員として勤めてきた人は例外なく雇用保険に加入していると思いますので、条件を満たしています。
何度か転職していたり、派遣社員・契約社員だったり、アルバイトとして働いていた場合は、自分の雇用保険加入期間をよく確認するようにしてください。
もし分からなければ、以前の職場に確認すれば教えてくれます。
ポイントは、「2年間に12ヶ月以上の加入期間」ということ。つまり、連続して12ヶ月でなくてもいいということです。
たとえば、今の会社での加入期間が6ヶ月しかなかったとしても、過去2年以内に他の会社で6ヶ月加入していれば通算12ヶ月になります。
確認したら、2年間、雇用保険に加入してたよ!
良かったのう。お主は、失業保険を受給資格を持っているようじゃな。