「入社式での決意表明が最後の切り札」ラスボス黒井部長の作戦。【第一次退職舌戦】第4話

最後の切り札
転職の神様(ウインク)

何はともあれ、辞められたんじゃろ?

30代筆者(笑顔)

あは!!!あは!!!

置かれたPCに映っていたもの

退職面談の図

こういう部屋の位置関係で「退職面談」が行われたのですが、「つくえ」の上には部長のものと思われるノートパソコンが開かれた状態でずっと「ヴゥーン」と小さなモーター音?を鳴らしていました。

常に色んな情報を他店舗と共有したり、仕事のメールをやり取りしているイメージが部長にはありましたから、特に気にはしていなかったのですが、面談が終盤に差し掛かった時、そのノートパソコンの役割がはっきりと分かったのです。

「残業もこれからは少なくなるし、土日もどっちかは休めるようなシフトを作って構わない。生活のリズムも、夜のシフトに固定すれば大丈夫だろ?」

私はもう、「確かに、その通りだなぁ」と思ってしまっていました。

「まじめ、これ、懐かしいなぁ~。覚えてるか?」

そう言って部長は、目の前のノートパソコンをこちらに向け、画面を見せてきたのです。

そこには「入社式で書いた決意表明書」がでかでかと映っていました。

入社式での様子は別の記事に書かれていますので、そちらをご覧ください。というか、そちらを見てから、また戻ってきてくださいwww

・石の上に3年も居たら病気。決意表明を書かせた本当の理由!


過去の言葉は重みが違う

黒井部長は、退職面談時の切り札として「入社式で書かせた決意表明」を出してきたんです。

黒井部長の話術で既にKO気味な私に、過去の私の言葉がマウントで殴り掛かってくる。

「石の上にも3年」

ぐはぁ!!すみません、1年ちょっとで辞めるとか言って……。

「どんな困難にも耐え抜いてみせる」

ぎゃあああ!!ごめんなさい!これが乗り越えなきゃいけない困難だったんですね……。

「まじめ、初心を忘れるなよ?まだ1年しか続けてないんだからさ。改善点も見つかった訳だし、明日から、また新しい気持ちでスタートしよう、な?」

……………。

…………………。

「…………………………はい。」

私は、結局、その日、退職を勝ち取ることが出来ませんでした。

あれだけ、同期の若井社員と何回も打ち合わせて、最後に「でも、辞めます」と押し通せば、絶対退職できると臨んだ面談だったのに。

見事にブラック企業のブラック上司に手のひらで転がされ、退職できずにガッカリするどころか、明日から残業も少なくなるし、土日もどっちか休みになるぞ!やったぜ!とテンションが上がっていました。

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投稿者: 24中(2浪4留して大学中退)

2年浪人して、やっと合格した大学を4年留年し中退した僕。 なんとか就職できた会社で待っていたのは、会社の飼い犬 「社畜犬」として理不尽な環境に耐え続ける日々だった。 嫁も子供も資産も無い。 (本当に、このままでいいのか?) ネクタイという名の首輪を外し、自由で幸せな人生を過ごすため、 一匹の犬が立ち上がった。

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