早く辞められると良いのう。
ヤツら、少しでも長く働かせるために、退職の話し合いの場をなかなか設けようとしないんだ。
「牛歩+引き止め」戦術
私が会社の者に正式に辞意を伝えたのは、古井部長補佐が最初でした。
そう、あの「日曜ダマしダマし」という迷言を残した古井。
「辞めたい」と伝えると、「最低でも2週間かかる」と言われました。
退職許可の権限を持つラスボス黒井部長との「面談」を行うのは、早くても2週間後だということです。
前にも言いましたが、退職許可の権限なんて誰も持っていません。
本当に辞めたきゃ、辞意を上司に伝えた2週間後には会社に行かなくて良いんです。
さらに私のようなブラック企業の場合は、辞意を伝える必要すらなく、即日バックレてそのまま会社に行かなくて良い。
でもこの時は、「ちゃんと黒井部長に退職の意思を伝えないと、辞めさせてもらえない」と思い込んでいますから、しっかり2週間待ちました。
しかし、2週間経っても、何も連絡は無く、顔を合わせた古井部長補佐からも何も言われませんでした。
ああ、そういうことか。
古井よ、お前、黒井部長に伝えてないだろ?ふざけてんなぁ、あーあ。
この会社の連中のやり方は分かっているつもりでしたが、私が甘かった。
退職日を伸ばされ、いつまでも辞めることができないと思った私は、古井部長補佐に黒井部長に電話するよう指示しました。私の目の前で。ええ、もちろんキレてますよwww
その電話で、退職舌戦の会場と日時が決まりました。
会場は、東京の店舗の空きルーム。
日時は2週間後の午前10時。
結局、最初に古井部長補佐に辞意を伝えてから1ヶ月後に退職の「話し合い」をすることになりました。どんだけ時間かかるんだよ。
同期社員も同時に辞める
同じ店舗で働いていた同期の若井社員も、その話し合いの場に参加することが決まりました。
若井社員も、私と同じようにこの会社での働き方に疑問を持ち、このまま働いたら体も精神もボロッボロになり、最後は水も吸収しなくなった雑巾のように捨てられるだけだと気づいていたのです。
若井社員は新卒入社でまだ20代前半。この会社に人生を捧げることはできないと思った、と言っていました。
一緒に入社して、一緒に退社する。しみじみとしますねww
同期社員が一緒に退職の話し合いに行く。
その面談は1対1で行われるのですが、会場まで一緒に行き、おそらく帰りも一緒でしょう。
なんと心強いことか。
退職面談の数日前から色々とリハーサルを行い、黒井部長のどんな言葉にも負けず、「辞めます」の一点張りで行けるっしょ!!とお互いに士気を高めあいました。