やっと、やっと辞められるよ!!
本当に、良かったのう!
最終決戦は自分の店舗で
私が店長として働いていたカラオケ店は、一つの部屋に100人収容できるパーティールームがあります。
そこで毎月、お客様の少ない平日の昼間に会議をします。
近隣の30店舗くらいから店長・バイトリーダーなどが集まって、黒井部長のありがたいお話を1時間聞き、店舗運営に活かす、という内容。
黒井部長はお忙しい人なので、社員が辞めたいとぬかしても、簡単には退職させてくれない立派な方です。
何かと理由をつけて、私の退職相談をする面談日を先延ばしにし、少しでも長く働かせようとしていることが分かりました。
なので、会議の一週間前。
次の会議が行われる日に、お話がありますと部長本人に電話で伝えました。
また直属の上司を無視して、直接黒井部長に伝えることで、なるべく部長に逃げられることがないようにしておきました。
というか、「もし時間を作ってもらえないようだったら、こちらも考えがありますので」と伝えました。
要は、面談してもらえないなら、バックレます。ということ(笑)
さすがに伝わったみたいで、会議が始まる1時間程前に面談が行われることになりました。
「年収1,000万」で引き止めてくる
私の店舗の空いていたルームで退職面談が始まりました。
前回の面談とは異なり、敵対関係を描く「対面」で座るポジションでスタート。
ちなみに前回の面談がどうだったかはコチラをご覧ください。
私はまず、友人や家族にこの仕事のことを相談し、辞めたほうが良いと全員に言われたことをラスボス黒井部長に伝えました。
もちろん、私もそう思っています。と。
すると黒井部長は怒りを抑えながら、
「その友達って、どういうところで働いているんだ?」
と、妙な角度の返事が来ました。
私は意味がよく分かりませんでしたが、「友人は市役所に勤めています」と正直に答えました。
すると、「そうかぁ、市役所勤めだと、安定してるけど、なかなか給料たっぷりってワケにはいかないだろう」と、ほざいてきました。
私が、なんだコイツきも( ゚Д゚)と黙っていると、
「まじめ社員、お前なら年収1,000万なんてすぐだぞ?これから家族ができて、車や家が必要になるんだから、お金はあるだけ持っておいたほうがいいんだぞ?」
キッモさ爆発してるわ( ゚Д゚)
私が年収1,000万を目指してる言い方すんなよ。いつそんな話したんだよ。あとなんでオマエ、他人の人生を決めつけてんだよ。
ということで、私はたっぷり沈黙した後、
「部長」
「なんだ」
「今、年収2,000万もらっても、退職します」
と言い返しましたwww
部長は「はぁーっ」と大きな溜め息をつき、(伝わらないか~)みたいな表情を浮かべました。
あ、これこっちのターンだな、と思ったので、私は続けて、
「この会社の上司たちを見ていて、自分が将来ああなるんだって思ったら、絶対、嫌だなって思いました」
部長(ぐっ、ぐぬぬぬ)←という表情
そして、黒井部長の目を直視しながら、
「この会社には、私がなりたいと思える尊敬できる上司は一人もいません」
と、会社ごと部長を切り捨ててあげました。
すると、さすがの部長も諦めたようで、
「退職の手続きがあるから、来月いっぱいまで、ってことでいいか?」
と言ってきました。
なので、私は、
「いえ、今月いっぱいで辞めます。その後は有給休暇を全部消化します。その間に退職の手続きをしてください」
と最後まで手を抜きませんでした。
この後に何か言われたら、「面談するまでにこれだけ待たされたので、その分、早く退職します」って言い返すつもりでした。
でも、何も言われず、ムッとした表情で「わかった」と吐き捨てるように言い、黒井部長は会議室であるパーティールームへと向かいました。
私は仕方なく会議に参加しましたが、心ここにあらず。
当たり前ですよねwww
もう辞める会社の偉そうにしている上司の言葉なんて聞いても、何の得にもなりません。
首輪を付けられた飼い犬のようにお座りし、尊敬できない部長の話を必死に聞いている社畜たちが不憫に思えてなりませんでした。