人はみな、平等じゃ。
はいはいはい。
新卒・中途・差別比較表
試用期間 | 給与 | 賞与 | 労働時間 | 店長への昇格 | |
新卒 | なし | 24万 | 20万 | 月160時間 | 入社6ヶ月後 |
中途 | 2ヶ月間 | 20万 | 3万 | 月の上限なし | 入社6ヶ月以降 |
私が入社すると、試用期間が2ヶ月設けられていました。それが当たり前だと思っていたので、新卒だろうが全ての新入社員には試用期間があるものと思い込んでいたんです。
試用期間中の給与は20万。手取りで16万でした。その後は新卒と同じ24万になるのですが、この会社はこういった差別を隠し通そうとするのです。
賞与も。入社してまだ半年でしたから、ラスボスの黒井部長に「まだ入社して1年経ってないからな。今回は『寸志』ってことで」とボーナスは期待するな、と暗に言われました。
後日振り込まれたのは「3万」。あれ?親が仕送りしてくれた?にしては額が少ないな。。。保険料の還付金かな?ラッキ~。んで、ボーナスはまだ振り込まれないのかなぁ…………。…………。あ。
寸志って「ほんの心ばかり」という意味。3万ね。でさ、若井社員はボーナスいくらだったの?
若井社員「あ、普通に20万だよ」
この時、恐ろしいのは2つ。
黒井部長は「入社して1年しか経っていないから、寸志だ」と私に言った。入社6ヶ月(私と同じ)の新卒社員には20万。これは差別以外の何物でもない。
そしてもうひとつ。
若井社員は、私も20万円もらっていると思い込んでいた。
以前、給与の差の話をしたと思いますが、その際も、黒井部長と他の上司たちは「給与の話は新卒・中途の間でするな」と何度も口封じしようとしました。
若井社員も何か吹き込まれていたのでしょう。「みんな同じ額もらっている」とか言われたのかな。みんなって誰だろ。
あれ?退社時間、早くない?
同じ時間に出勤しても、新卒の若井社員のほうが早く上がることがよくあったんです。
「中途のほうがこき使われるからね~」って店長に言われてたので、そうなんだなぁくらいにしか思ってませんでしたが、よく考えたらおかしいですよね。
新卒は月160時間以内の労働時間に設定されていたんです。設定したのはこの会社。つまり社長ですね。どんだけ新卒だけ大切にしてんだよ。
でも、若井社員はそういう会社のズルいところに気付いて、残って私と一緒に働くんです。月160時間を越えて会社に怒られても。泣けるほど良い奴でしょ?
だから2人で退社の相談を繰り返して、いざ辞められた時はホントに泣けましたよ。「やっと終わった。勝った」って。
店長になるスピードまで差別かよ
店長になったらもちろんやることは増えますが、給与も増えます。この会社に入った以上、店長になることを目指して働いているので、忙しくなるとは分かっていても、私も早く店長になりたかったんです。
2人とも同じ店舗で働いていたのですが、近くに新しく店舗ができ、そこの店長に若井社員が抜擢されました。入社からわずか半年後のことです。
どうやら、新卒を入社6ヶ月で店長にさせて、責任感を持たせる方針だったらしいです。店舗とスタッフを守っている「店長」という自覚を植え付けたかったんですかね。
そうすれば辞めにくくなり、新卒の離職率も会社にとって良い数字を残す。素晴らしい策。
でも、若井社員はちゃんとした頭を持っている人だったので、洗脳されませんでした。夜中に電話で「この会社やばくない?」と話したことが何度もありました。
区別と差別って判断が難しいですけど、私の場合はどっちでしょうか?私は明らかな差別だと思います。今でもボーナス3万円は忘れません。
ちなみに、友達に「ボーナス3万だったんだけど」って寂し気に言ったら、「もらえるだけいいじゃん」とつぶやかれました。
友達は私より悪い会社に勤めていましたwww